食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01450190314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「カタツムリの微量な水銀含量について」を公表
資料日付 2006年6月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「カタツムリの微量な水銀含量について」(10ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 有肺亜綱に属するカタツムリ(エスカルゴ、アフリカマイマイなど)及びその製品は1975年以来、有害物質最大基準値規則(SHmV)により水銀含量が0.5mg/kg(生重量)未満でなければならない。EU域内での食品中の環境汚染物質に関する法規の統一を背景に、BfRは、この国内基準値を消費者健康保護の見地から保持すべきかどうかについて諮問を受けた。BfRは、カタツムリ及びその製品の水銀含量について健康影響評価を行い、以下の結論に至った。
①結論
 カタツムリを食して摂取する水銀量はごくわずかであり、それによる健康被害は考えられない。それゆえ、1975年より有効の上記国内基準値を保持する必要はない。
②論拠
 有肺亜綱は主に植物を食するため水銀含量は極めて低い。最大測定量は0.028mg/kg(生重量)で、魚介類の水銀含量を大幅に下回っている。ドイツでのカタツムリ摂取量はわずかである(1%をはるかに下回る国民しか摂取していない)ことを考慮すると、消費者の大部分に対する控えめな(conservative)考察でも、カタツムリを介する水銀摂取量は最大0.0035mg/週である。体重60kgの成人が、最大測定量の水銀を含むカタツムリを毎日17g摂取した場合、カタツムリを介し摂取する水銀量は、JECFA設定のメチル水銀の暫定耐容週間摂取量(PTWI:1.6μg/kg体重)の3.6%、同設定の総水銀のPTWI(5μg/kg体重)の1.2%にすぎない。それゆえカタツムリは、食品を介する水銀摂取において重要ではない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/geringe_quecksilbergehalte_in_schnecken.pdf