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資料管理ID syu01430270295
タイトル FAO、「スマトラ:FAOは鳥インフルエンザヒト感染症例の背後にある動物感染症例の可能性を検証する」を公表
資料日付 2006年5月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  FAOは5月25日、「スマトラ:FAOは鳥インフルエンザヒト感染症例の背後にある動物感染症例の可能性を検証する」を公表した。概要は以下のとおり。
 スマトラの村で鳥インフルエンザが原因で死亡した大家族7人からなる症例ではヒト-ヒト感染の可能性を排除できないが、今週WHOは他の暴露源の調査を続行するとした。
 現在、農業省、FAO、現地政府の獣医担当者及びジャカルタ近郊のボゴール(Bogor)にある研究所スタッフで構成されたチームが野外調査を実施しており、今のところ集団発生があった近隣の場所の諸動物には鳥インフルエンザを確認していない。
 鶏、アヒル、豚及び糞尿から採取したサンプルを研究所で検査した結果、鳥インフルエンザウイルスは検出できなかった。鶏とアヒルには低い割合で抗体が存在している。このことは2005年後半及び2006年早期に北部スマトラで鳥インフルエンザウイルスが蔓延していたことに関連しているかもしれない。一方、ワクチン投与の結果の可能性もある。
 近隣の村で飼育されている豚の鳥インフルエンザ抗体検査を実施した結果、数頭が鳥インフルエンザ抗体陽性であった。この発表を受けて懸念が生じている。なぜならば、このことは哺乳動物から哺乳動物への感染の可能性があり、鳥インフルエンザ拡大での新しい展開があることを示しているからである。しかしながら、今ある証拠の全ては、豚がH5N1亜型鳥インフルエンザの現ウイルスの感染にはなんら役割を果たしていないことを示唆している。
 豚の血清を検査するのは難しく、リファレンス研究所で更なる検査を実施して確認する必要がある。血清サンプルは英国の獣医研究所にまもなく到着し、比較試験を実施することになる。結果が得られれば、確定的な声明をだすことになる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) FAO
URL http://www.fao.org/ag/againfo/subjects/en/health/diseases-cards/special_avian.html