食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01410050314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「天然ミネラルウォーター中のホウ素及びフッ化物の最大許容量は、飲料水規則に準ずるべきである」を公表 |
資料日付 | 2006年5月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「天然ミネラルウォーター中のホウ素及びフッ化物の最大許容量は、飲料水規則に準ずるべきである」(16ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 天然ミネラルウォーターに含まれるミネラルについて、消費者に健康リスクのないよう、欧州レベルで最大許容量が設定され、2008年より統一して適用される。現在、既定の最大許容量の再検討及び、基準のない物質に対し必要な場合には最大許容量の設定を行っており、目下ホウ素とフッ化物についてその作業が行われている。 EC規則(2003/40/EC)では、ホウ素の最大許容量は設定されておらず、フッ化物の最大許容量は5mg/L(2008年1月1日より有効)である。天然由来のホウ素もフッ化物も、ヒトに必須ではない。多量に摂取すると、ホウ素では動物実験で生殖及び胎児の発達に有害影響があり、フッ化物では年齢により骨格あるいは歯にフッ素沈着が起こる。骨格に過度にフッ素が沈着すると、骨の弾力がなくなり骨折のリスクが高まる。 1.評価対象 欧州食品安全機関(EFSA)はホウ素及びフッ化物について許容上限摂取量(UL)を勧告しているが、天然ミネラルウォーター中の濃度が、ホウ素1.5mg/L以下、フッ化物1mg/L以下であれば、全ての年齢層でULを超過することはないとの見解を示した。 BfRはこれに対する見解及び、ホウ素の最大許容量設定の必要性、2003/40/ECに規定されているフッ化物最大許容量を引き下げるべきかについての見解を示した。 2.結論 BfRの見解はEFSAの見解に通ずるものである。ミネラルウォーター以外にも暴露源があることを考慮し、国際及び国内規則においてホウ素及びフッ化物の最大許容量は飲料水規則に準ずるよう、すなわちホウ素0.5~1mg/L、フッ化物1~1.5mg/Lに設定するよう勧告する。 「ベビーフード調理用」の天然ミネラルウォーターのホウ素及びフッ化物量は、これらの最大許容量を大幅に下回るべきである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/208/hoechstmengen_fuer_bor_und_fluorid_in_natuerlichen_mineralwaessern_sollten_sich_an_trinkwasserregelungen_orientieren.pdf |