食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01400050149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、アスパルテームの長期発がん性試験に関する科学パネルの意見書を公表 |
資料日付 | 2006年5月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 人工甘味料アスパルテームは世界中で、これまで20年以上も使用されてきた。EUでは、2002年に科学委員会がアスパルテームに関する評価を行い、ヒトが消費しても安全であることを確認した。 しかし、2005年にイタリアの研究所(Ramazzini Foundation)がラットを使用したアスパルテームに関する長期実験を行った結果、アスパルテームには発がん性があるため、アスパルテームの使用に関する現行のガイドラインを再評価すべきであると発表した。それゆえ、EFSAは、上記研究所の行った実験データを収集してアスパルテームの評価に着手した。 評価結果から、①アスパルテームを投与したラットにリンパ腫などの腫瘍発生が若干増加したのは、アスパルテーム投与が直接的に関係しているわけではなく、肺の炎症性変化を原因とする可能性が高いと思われる、②主に雌のラットに観察された腎臓の前がん及び腫瘍性病変はアスパルテームが原因ではないし、この病変を引き起こすメカニズムはラットに特有なものでヒトには関係がない、③末梢神経の悪性腫瘍の数は少なく、また、明確な用量反応関係が観察されなかったため、これらの腫瘍の診断には不確定な点がある、ことなどが判明した。 科学パネルは入手可能データを全て検証した結果、アスパルテームに関する既存意見書を再検討する必要はなく、アスパルテームの現行ADI(40 mg/kg体重)を改定する必要もないという結論に至った。 なお、本文は以下のURLから入手可能。 http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_opinions/1471/afc_op_ej356_aspartame_en1.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_opinions/1471_en.html |