食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01380370149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、高病原性鳥インフルエンザ伝播における渡り鳥の役割に関する科学的報告書を公表
資料日付 2006年4月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  科学パネルは、EU域内の鳥への鳥インフルエンザ伝播に、渡り鳥がどのような役割を果たしているかに関して科学的報告書を作成した。
 調査の結果、臨床的兆候を示していない鴨や白鳥など水鳥が、H5N1亜型をEU域内にもたらしたと考えられる。また、雁、鴨、鳩、雀、ムクドリなどが養鶏場の近くに生息し、水や餌を共有したことにより、家きんがH5N1亜型に暴露した可能性が高い。それゆえ、放し飼いの家きん飼育やバイオセキュリティーが不十分な飼育システム下での家きん飼育は、鳥インフルエンザ感染のリスクが非常に高いと考えられる。
 したがって、科学パネルは、①家きん飼育の衛生措置評価、②野鳥の家きんへの接近阻止、③家きんが野鳥と水や餌を共有しないことの徹底化、④渡り鳥の生息地近くの養鶏場のバイオセキュリティー強化、⑤H5N1亜型への感染リスクが高い場所での家きんの室内飼育、⑥鳥インフルエンザの発生が確認された場所では、野生の水鳥の狩猟の一時的な自粛を始めとした基本的な衛生措置の実行、などバイオセキュリティーに関するいくつかの措置を推奨している。
 なお、本文は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.eu.int/science/ahaw/ahaw_opinions/1438/ahaw_ai_statement_19th_plenmeet1.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.eu.int/science/ahaw/ahaw_opinions/1438_en.html