食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01370240295
タイトル FAO、「カンボジアの鳥インフルエンザ報告」
資料日付 2006年3月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カンボジアのFAO代表とWHO代表が合同で議長をつとめるカンボジアの鳥インフルエンザ資金供与調整事務局は、3月30日付「カンボジアの鳥インフルエンザ報告」を公表した。概要は以下のとおり。
1.カンボジアの状況:動物衛生
 カンポート(Kampot)のAngkor Chey地区の家きん類でH5N1亜型感染の集団発生が検出された。アヒル3羽がH5N1陽性で、3月29日に103羽のアヒルと59羽の鶏が殺処分された。これら動物は5人の農民が所有していた。これら農民には補償金の類のものは何も供与されなかった。
 コンポンスプ(Kampong Speu)の女児3歳の死亡を受けて、農林水産省(MAFF)担当官は3月23日にコンポンスプのKong Pisey地域で調査を開始した。鶏から15サンプルを採取し、検査を実施し、陰性という結果を得た。
 3月24日コンポンスプのアヒル78羽、鶏17羽から採取したサンプルのうちアヒル33羽の血清が陽性で、アヒル1羽と鶏1羽がH5N1亜型ウイルス陽性であった。
 市場のサーベイランスが実施されており、3月27日Chbar Ampoul市場のアヒル30羽からサンプルが採取され、結果が待たれている。
2.カンボジアの状況:ヒトの健康
 先週コンポンスプのKong Pisey地域の女児3歳を検査した結果、陽性であった。この女児は、重篤な肺炎を引き起こしてプノンペンの病院に入院し、3月24日に死亡した。この女児は、病気となる前の週に病気/死んだ鶏と遊んでいた。保健省(MoH)当局者は、この女児と密接に接触を持った人物45人と医療で接触を持った人物18人を特定し検査を実施した。結果は全て陰性であった。MoH当局者は、この女児の村に4月7日まで留まり、症例の発見に努める。
 コンポンスプでの取組に加え、MoHはカンポートにも人員を送り、家きん類が検査で陽性となった地域周辺でヒトの感染症例の可能性の有無を調査している。MoHは、国民意識の向上を図っており、戸別訪問も実施して発熱や咳をしている人物を探している。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) FAO
URL http://www.fao.org/docs/eims/upload/201857/AI%20Bulletin%20No.45.pdf