食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01370150188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、「飼料成分に含まれるミネラルサプリメント(硫酸亜鉛)の汚染に起因する動物由来食品のカドミウム汚染に関する科学的・技術的支援要請に対する2006年2月17日付意見書」を公表 |
資料日付 | 2006年3月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、飼料の成分に含まれるミネラルサプリメント(硫酸亜鉛)の汚染に起因する動物由来食品のカドミウム汚染について、食品総局及び競争消費不正抑止総局から科学的・技術的支援を要請された。 2005年12月末に飼料中の汚染物質サーベイランス計画の一環として実施された検査で、牛のミネラル飼料から基準値5mg/kgを大幅に上回るカドミウムが検出された。中国から輸入した硫酸亜鉛のロットが飼料の成分に入ったことが汚染原因である。カドミウムは肝臓及び腎臓に蓄積する特性をもつことから、この動物由来食品の汚染が消費者に及ぼす影響を評価する必要がある。 今回の諮問は次の2点に係る。 ①飼料中の汚染率及び家畜の暴露期間に関するデータを考慮し、家畜の肝臓(フォワグラを含む。)及び腎臓の推定汚染レベルを評価する。 ②この局部的な過剰暴露がフランスの消費者の健康に与える影響を評価する。 本意見書の項目は以下のとおり。 1.背景 2.カドミウムの毒性学的データの現状 3.飼料で測定された含有量に基づく、暴露した家畜の肝臓及び腎臓中のカドミウム含有量の推定 4.食品中の基準値 5.汚染レベル及び「バックグラウンド」食品暴露の推定 6.今回の汚染事件の枠組みにおける食品暴露の推定 AFSSAは、次の4点を考慮し、汚染した家畜の肝臓及び腎臓を摂取しても消費者への健康リスクは生じないと考える。 ①短い期間に国内の全ての畜産部門に被害が及んだ今回の汚染事件の特性 ②現在入手可能なデータ ③汚染レベルが高い内臓を続けて何度も摂取する確率は無視できる程度である。 ④カドミウムは他の畜産物(筋肉、乳、卵)には蓄積しない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/34548-34549.pdf |