食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01360360188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、「スロベニアからの5頭の熊の搬送計画により生じ得る鳥インフルエンザ関連リスクに関する2006年3月15日付意見書」(3ページ)
資料日付 2006年3月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、スロベニアから5頭の熊を搬送する計画によって鳥インフルエンザの観点から生じ得るリスクの評価を、環境保護・持続可能な発展省から依頼された。
 フランスは、生物多様性に関する国家戦略の一環として、フランス・ピレネー山脈に現存するヒグマ(Ursus arctos)の集団を強化することを望んでいる。初めて実験的に熊を導入したのは1996年と1997年で、導入した3頭はいずれもスロベニアからであった。
 今回の諮問の対象は、スロベニアからフランス・ピレネー山脈まで5頭の熊を搬送した場合の、H5N1亜型ウイルス(アジア株)による高病原性鳥インフルエンザの移行リスクの評価である。
 今日までに入手可能なデータによると、スロベニアにおける熊の捕獲地及びフランスの発送先の2地域は鳥インフルエンザエピソードには該当しない。また、ヒグマをインフルエンザウイルスに結びつけるような科学的データは存在しない。捕獲地、捕獲時の臨床試験、搬送方法及び実験的導入の経験を考慮すると、衛生リスクは全体的に管理されていると推定できる。ヨーロッパ全体、特にスロベニア・フランス間の肉食動物の移動は、鳥インフルエンザに関する制限の対象とはなっていない。
 以上のことから、スロベニアから5頭の熊を搬送する計画によって鳥インフルエンザの観点から生じ得るリスクはゼロと評価できる。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/ftp/afssa/34481-34482.pdf