食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01351100294 |
タイトル | WHO、「タイのボツリヌス中毒」 |
資料日付 | 2006年3月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | WHOは、3月22日付「タイのボツリヌス中毒」を公表した。概要は以下のとおり。 3月17日、WHOは、タイ北部のナーン(Nan)県で自家製缶詰め(home-preserved)タケノコを食べた者によるボツリヌス中毒発生の可能性の報告を受けた。ボツリヌス中毒の治療に用いる抗毒素剤は世界数ヶ国で入手できるだけあるが、WHOは3月19日朝までにタイに抗毒素剤を送達することを確約できた。 公衆衛生省(MOPH)は、20日現在ナーン県のBanluang地区で村祭りに参加していた170人の内152人がボツリヌス中毒を示唆する様々な症状(嚥下困難、麻痺性構音障害、下垂症、腹部不快、筋衰弱)を発症したと明らかにした。感染者は全て伝統的な方法で調製されたタケノコの漬物(pickled bamboo shoot)を食べて、24~48時間後に発症し、症状が進行している。152人のうち100人が入院し、40人は挿管と人工呼吸器の助けが必要な状態である。今のところ、死亡者の報告はない。 現地の保健当局は、現地で製造されたこのタケノコ缶詰の所在を追跡し、回収し、食品安全についての大衆向け啓発も実施している。ケースコントロールとコホート研究を実施して、この集団発生を詳細に解説することになる。 今日までに、60投与量分の抗毒素剤(20が英国、30が米国、10がカナダから)が供与されて、重篤な感染患者に治療を施している。これらに加え、日本の国立感染症研究所からは23投与量分がタイに22日送られる予定である。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | WHO |
URL | http://www.who.int/csr/don/2005_12_22/en/index.html |