食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01340010314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「食物中のトランス脂肪酸は望ましくない-脂肪の過剰摂取も同様」を公表
資料日付 2006年3月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「食物中のトランス脂肪酸は望ましくない-脂肪の過剰摂取も同様」(6ページ)を公表した。
 人工的に生成されたトランス脂肪酸の過剰摂取と、疾病の発生及びその経過との関連について繰り返し照会があるため、BfRはそれに対する見解を示した。概要は以下のとおり。
 トランス脂肪酸は、栄養生理学的見地から望ましくない成分と見なされる。飽和脂肪酸と同様にトランス脂肪酸は、血中の低比重リポたん白質(LDLコレステロール「悪玉コレステロール」)を増加させ、それにより心血管疾患のリスクを高める可能性がある。同量の場合、トランス脂肪酸は飽和脂肪酸より有害だという指摘がある。トランス脂肪酸は、同時に血中の高比重リポたん白質(HDLコレステロール「善玉コレステロール」)を低下させ、血中のトリグリセリドを増加させる可能性があるためである。これらは、冠動脈疾患あるいは心血管疾患のリスクを一層高める要因である。ここに挙げた有害影響は、消費者が食物を介して摂取する比較的わずかな量(飽和脂肪酸の平均10分の1)のトランス脂肪酸と関連付けられる。
 心血管疾患のリスクを高める血中脂質の望ましくない値は、総脂肪摂取量を減らし、脂肪の品質を改善することによって低減しうる。つまり飽和脂肪酸及びトランス脂肪酸の摂取を減らし、一価及び多価不飽和脂肪酸シス型の摂取を増やすべきである。動物性脂肪、ファーストフード、フライドポテト、甘い焼き菓子の摂取を控え、調理には天然植物性油脂を使用するべきである。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/trans_fettsaeuren_sind_in_der_ernaehrung_unerwuenscht_zu_viel_fett_auch.pdf