食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01330220188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、報告書「2004年のフランスにおける抗生物質含有動物用医薬品の販売追跡調査」を公表
資料日付 2006年3月8日
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分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、「2004年のフランスにおける抗生物質含有動物用医薬品の販売追跡調査」報告書(全41ページ、2005年12月7日作成)を公表した。
 フランスでは1999年以降、抗生物質を含有する動物用医薬品の販売追跡調査を実施している。この調査は、農漁業省食品総局との協定の枠組みにおいて、動物用医薬品・試薬産業組合(SIMV)と共同で、国際獣疫事務局(OIE)の「畜産に使用される抗生物質量のサーベイランス」に係るガイドラインに従い、実施された。
 市場流通許可を有する各業者に質問表を送付し、抗生物質を含有する動物用医薬品の販売数を調査した。収集されたデータは、国立動物用医薬品局(ANMV)の入手可能なデータと突合せて計算し、フランスで販売された抗生物質の重量(トン数)を総計した。
 6年間の追跡調査から販売量は、1999年から2000年まで増加を示してからはしだいに減少傾向にあることが明らかになった。
 2004年には1
,270トンの抗生物質が販売された。これは、2003年に比べ2.6%の減少、2000年以降8.5%の減少となる。
 販売された抗生物質トン数の82%以上を占めるものは、これまでと同様に4つの系統(テトラサイクリン、スルファミド、ベータ・ラクタミン及びマクロライド)で、テトラサイクリンだけで全販売量の半分を占める。
 この追跡調査は、抗生物質の消費指標を構成するとともに、抗生物質耐性への対策として、またよく考えて抗生物質を使用する上で役立つことから、今後も継続していく必要がある。現在AFSSAは抗生物質耐性に係る協定の結果を総括する報告書の作成を進めており、AFSSAの複数の研究所で行なわれている動物を対象とした抗生物質耐性の追跡調査に関する研究に加え、この追跡調査の結果も加味される予定である。
 この追跡調査を欧州の他の国で実施されている調査と比較することも可能である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/34215-34216.pdf