食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01310810332 |
タイトル | 英国獣医学研究所(VLA)、2005年12月サーベイランス報告書を公表 |
資料日付 | 2006年2月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国獣医学研究所(VLA)は2月23日、2005年12月サーベイランス報告書(12ページ)を公表した。 主要項目は以下のとおり。 ①バチルス苔癬菌(Bacillus Licheniformis) 2月~4月に分娩予定の雌牛のうち、3頭が流産し、そのうちの1頭の牛の胎児の胃からバチルス苔癬菌が検出された。 ②BVD(牛ウイルス性下痢) 175頭のワクチン未接種の牛で流産した妊娠3-4ヶ月の2番目の胎児からBVDウイルスが検出された。 ③第四胃炎 70頭のホルスタイン牛の3頭が死亡、うち生後4週間後のと体解剖の結果、重い第四胃炎が発見された。他の2頭も、同様の症状を呈した。 ④悪性水腫 4才半のホルスタインが、死亡24時間前に頭部が膨張したと体の検査により、クロストリジウム属の試験(FAT試験)で陽性を示した。 ⑤真菌中毒症の疑い 3頭の牛が同様の症状で死亡。種々の試験の結果、真菌中毒症の疑いが濃厚。原因は、悪い品質の古いワラでベッドを作っていたと推定。 ⑥スクレイピー 4才の雌めん羊をスクレイピーの疑いで検査、確認された。更に10頭のうち、4頭を州立獣医学部局(State Veterinary Service/SVS)にて検査中。 注:SVSは、DEFRA、SEERAD(スコットランド環境/農業局)及びウェールズ議会政府の管轄下で、英国における公衆衛生、動物衛生福利に関する種々のサービスを、家畜業者、農家、動物製品の輸出入業者等へ提供する役割をになっている。更にDEFRA等の関連政策立案を支援している。 ⑦ボツリヌス中毒症 雌めん羊230頭のうち、80頭以上が死亡。5-6週間、養鶏場の床敷で覆われていた牧場へ36時間放牧されていたことが原因と見られている。 その他以下の疾病についての報告がされている。以下(疑いのある病名/発症動物名)の順で記載 寄生虫胃腸炎/2頭の子羊、腸管毒血症/12頭の山羊、緑濃菌による皮膚炎・膿皮症/2頭の雌のめん羊、豚赤痢/6ヶ月齢の豚35頭のうちの17頭、ウェルシュ/4頭の生後1-3日の豚、豚腸腺腫症/2ヶ月齢の豚、腸チフスDT U088/生後10週間の豚(成豚20頭のうち、4頭も疑いあり) その他、家きん、野鳥についても報告されている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国獣医学研究所(VLA) |
情報源(報道) | 英国獣医学研究所(VLA) |
URL | http://www.defra.gov.uk/corporate/vla/science/documents/end-survreport-1205.pdf |