食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01310160334 |
タイトル | アイルランド食品検査庁、乳幼児施設における大腸菌O157感染症の予防に関するリーフレットを公表 |
資料日付 | 2006年2月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | アイルランド食品安全庁(FSAI)は2月23日、幼児施設、託児所における大腸菌O157感染症に関して、近年の発生状況とその対策に関する技術情報を公表するとともに、施設関係者向けの予防リーフレットを公表した。概要は以下のとおり。 1.大腸菌O157の感染率は乳幼児で最も高く、一旦感染すると重症を呈し、時には致死的である。アイルランドでは1999年から2004年までの5年間で、大腸菌O157及びこれと関連した細菌による感染が371件発生し、託児所では大腸菌O157によって2件の、大腸菌O26によって1件のアウトブレイクが発生している。2005年には託児所2施設と水供給系で過去最大の大腸菌O157によるアウトブレイクが発生し、9名の幼児を含む18名が感染している。 2.大腸菌O157による感染は重大な懸念事項であり、最も感染リスクの高い乳幼児をこの致死的感染から確実に保護することが求められる。今回作成した施設関係者向けのリーフレットは大腸菌O157の拡散を阻止するために、乳幼児施設で実施すべき衛生上の対策を次の4事項について具体的に解説している。 ①調理と食事の保存:調理作業者は食品衛生の基礎的訓練を受講し、調理備品はHACCPの原則に従った衛生状態が確保されていること。 ②トイレと衛生的な行動:乳幼児施設の従業員はトイレ後や食事の扱い前の手洗い、おしめの適切な扱いなど、個人としての衛生的な行動を確実に実行すること。 ③乳幼児間の感染拡大の阻止:下痢を呈しているような乳幼児は速やかに隔離し、保護者に連絡する。嘔吐物や下痢便のみられた区域の清浄と消毒は特別の注意を払って行う。 ④安全な飲用水の供給:施設が私設の飲用水供給系である場合は、その所有者は欧州飲料水基準に従って、安全の確保を確実なものとする。細菌検査で疑わしい結果が得られた場合は、飲用や調理での使用前に煮沸し、冷却したものを用いる。 なお、乳幼児施設の関係者向けリーフレットは次のURLから入手可能。 Http://www.fsai.ie/publications/leaflets/Ecoli_children.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | アイルランド |
情報源(公的機関) | アイルランド食品安全庁 |
情報源(報道) | アイルランド食品安全庁 |
URL | http://www.fsai.ie/news/press/pr_06/pr20060223.asp |