食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01300320328 |
タイトル | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)、ヨーロッパにおける鳥インフルエンザについての状況評価についての中間報告を発表 |
資料日付 | 2006年2月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)は2月15日、ヨーロッパにおける鳥インフルエンザについての状況評価についての中間報告を発表した。概要は以下のとおり。 過去数週間で、高病原性鳥インフルエンザH5N1亜型が、西アジア(アゼルバイジャン、イラン)、東ヨーロッパ(ブルガリア、ルーマニア)、EU諸国(ギリシャ、南イタリア)などのいくつかの地域で死亡した白鳥から確認された。更に北ドイツのリューげン島でも感染の疑いがあり、この島はドイツの北沿岸、スウェーデンの南沿岸及びデンマークの東沿岸の三角形の中にある。更に、H5亜型ウイルスが、南イタリア、北スロベニア、東南オーストリア、ハンガリーで死亡した白鳥から確認された。また、非公式報告では、クロアチアの数カ所で死亡した白鳥が発見された。 これらの報告をみると、大量の白鳥が死亡するのではなく、単発的な発生である。また、死亡した白鳥から家きんへの感染は、確認されていない。 なぜ白鳥を介して、広範囲にウイルスが拡散したかについては、以下の可能性がある。 ①厳冬により、感染した白鳥がより広い範囲に飛来した。 ②感染しているが、症状が確認されていない各地の野鳥から、白鳥が感染した(白鳥は、大きい鳥であるため発見され易く、小さな野鳥は、確認され難い)。 しかし、EU全域における野鳥25 ,000羽以上のサーベイランスでは、高病原性鳥インフルエンザH5N1亜型は、確認されていない。 上記から、英国への感染リスクを評価すると、英国のコブハクチョウは、通常は大陸の野鳥と接触することはないが、もし、厳冬のために大陸の野鳥が英国に渡来せざるを得ない場合は、リスクが考えられる。 中間的結論として、大陸から感染した白鳥又は他の野鳥が英国へ飛来するリスクは増大しているが、まだ小さい。今後2-3週間の大陸の気候条件によっては、更なる可能性が増大する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA) |
情報源(報道) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA) |
URL | http://www.defra.gov.uk/animalh/diseases/monitoring/pdf/hpai-europe160206.pdf |