食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01300030314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、健康影響評価「BfRは、ケシの実中のモルヒネの暫定最大一日摂取量及び暫定基準値を推奨する」を公表 |
資料日付 | 2006年2月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、健康影響評価「BfRは、ケシの実中のモルヒネの暫定最大一日摂取量及び暫定基準値を推奨する」(48ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 ケシの実(ケシParaver somniferum L.の種子)は脂肪及びたん白質に富み、焼き菓子や食用油の製造に使用される。近年、ケシの実中のモルヒネ量の増加が示されており※、通常の食品摂取において望ましくない作用を及ぼす量のモルヒネを摂取する可能性がある。最悪のケースでは意識障害、呼吸抑制、心循環影響などが起こり得る。これらの背景及び食用ケシの実が薬物製造に悪用されるという指摘を受けBfRは、食用ケシの実中のモルヒネの健康影響評価を行った。結論は以下のとおり。 BfRは薬理学的データに基づき以下の暫定値を導出した。 ①ケシの実中のモルヒネの暫定最大一日摂取量:6.3μg/kg体重/日 ②ケシの実中のモルヒネの暫定基準値:4μg/g 消費者のリスクを排除するため、これらの暫定値を推奨する。製造社に対し、ケシの実中の薬理活性を持つアヘンアルカロイド量を技術的に可能な限り低減するため最大限努力するよう要請する。またBfRは、ケシの実が含有する他のアルカロイド(コデイン、ノスカピン、パパベリン、テバイン)の基準値も設定するよう勧告する。ケシの実の製造条件が効果的に変更されるまで、特に妊娠時に、ケシの実を多く含む食品の過度の摂取を避けるよう助言する。 ※ケシの実中のモルヒネ量は、ケシの種類、収穫時期、産地により異なる。しかしながらケシの実中のモルヒネ量増加の主原因は、アルカロイドを含む蒴の破片による汚染だと考えられる。種子を洗浄するとモルヒネ量は著しく減少する。それゆえモルヒネ汚染は、新たに導入された機械による収穫において、ケシの蒴が砕かれることに起因すると推測される。 本評価書に関する英語版プレスリリースは以下のURLより入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/7410 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/208/bfr_empfiehlt_vorlaeufige_maximale_taegliche_aufnahmemenge_und_einen_richtwert_fuer_morphin_in_mohnsamen.pdf |