食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01290250294 |
タイトル | WHO、「鳥インフルエンザ-イラクの状況-2」を公表 |
資料日付 | 2006年2月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | WHOは、2月7日付「鳥インフルエンザ-イラクの状況-2」を公表した。概要は以下のとおり。 FAOの獣医専門家を含むWHOチームは、1月30日にH5N1亜型感染によるヒトの死亡が確認された北部イラクのアルビール(Erbil)とスライマーニーヤに派遣された。2月2日、この地方の家きん類における高病原性H5N1亜型の集団発生の確認の報告がなされた。 政府当局者は、抗ウイルス剤を含む緊急対策用品及び機材が必要であると表明し、これらはイラクに到着し始めている。カイロのWHO地域事務局の中に24時間対応の緊急センターが設置され、連携を推し進め、支援をおこなう。 チームは、現地研究所及び国立研究所における安全性基準(バイオセキュリティ)のレベルを上げる必要性を認識している。 この地方の家きん類の徹底的な殺処分が実施されているが、この取組に力を注ぐには家きん類に対する診断能力の改善が必要である。 チームは、ヒト感染症例の可能性を検出・管理し、検体を採取し、接触を持った者を追跡・観察する良好なシステムが機能していることを確認した。個人保護と感染制御のため適切な措置が確実に実施されるように医療従事者向けの訓練コースが作られている。 観察のために入院していた患者2人は退院した。しかし、現地衛生チームがこれら患者の観察を続けている。現在、患者7人がこの地方の病院で隔離されて治療を受けている。これらの患者の殆どには、病気の家きん類に直接的な接触を持った経緯がある。 確認済み死亡症例に加え、H5N1亜型感染の可能性があるとして検査を受けていた患者2人が死亡した。これら患者の1人で、確認済み症例患者の叔父39歳から採取した検体が現地研究所で実施された検査でH5N1亜型陽性であった。この患者の感染はWHOリファレンス研究所で確認を受けていない。 WHOは、イラク南部でのH5N1亜型感染の可能性を保健省から公式に報告を受けた。この症例はアマーラ(Omara)地方の少年13歳で、2月1日に発症して、2月5日に重篤な肺炎を起こして入院し、同月5日に死亡した。当該地方では家きん類の死亡の報告はないが、この患者発症時家族が飼育していた愛玩用の鳥の死亡があったとされている。当該少年からサンプルが採取された。保健大臣及びイラクの疾病管理センターチームが調査のために8日にアマーラを訪れる。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | WHO |
URL | http://www.who.int/csr/don/2006_02_07/en/index.html |