食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01280180314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「冷蔵庫内部の抗菌コートは不要である」を公表 |
資料日付 | 2006年2月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「冷蔵庫内部の抗菌コートは不要である」(3ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 抗菌作用のある家庭用製品の生産が増加している。例えば、病原菌を減少させるという名目で、内部を抗菌コートした冷蔵庫が販売されている。しかし特定の微生物及びカビ、いわゆる好冷菌は、冷蔵下の食品中でも増殖する。BfRは、冷蔵庫内部の抗菌コートの消費者への便益について評価した。 BfRの知るところでは、冷蔵庫内部の抗菌コートには銀化合物が使用されている。抗菌効果は銀イオンの放出によるが、冷蔵庫内のその濃度が殺菌効果に十分であるかどうかは疑問視されている。抗菌コートが、実際条件下で食品安全に対し肯定的な効果を及ぼすという科学的証拠は現在まで提出されていない。BfRは、冷蔵庫内部の抗菌コートには消費者への便益はないものと判断する。 基本的に消毒効果は、洗浄された表面でのみ発揮される。BfRは、冷蔵庫を従来の洗浄方法で、水と適切な洗浄剤(食器用洗剤やビネガークリーナーなど)を用いて定期的に洗浄するようアドバイスする。磨き剤は、表面に傷ができそこで病原菌が増殖するため不適切である。食品由来感染症予防にとって最も重要な対策は、食品を取り扱う際の手指の洗浄及び、食品の適切な貯蔵及び調理である。 欧州食品安全機関(EFSA)は、銀の食品への移行量を0.05mg/kgに制限するよう提案している。この値が遵守されていれば、冷蔵庫内部の抗菌コートによる消費者への健康被害はないものと判断される。 本意見書に関する英語版プレスリリースは以下のURLより入手可能。 Http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/7285 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/208/antimikrobielle_innenraumbeschichtung_bei_kuehlschraenken_ist_ueberfluessig.pdf |