食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01280050149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び栄養補助食品に使用される鉄源グリシン酸鉄に関する科学パネルの意見書を公表 |
資料日付 | 2006年2月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)の科学パネルは、食品中の鉄源として使用されるグリシン酸鉄(Ferrous bisglycinate)の安全性と生体内利用効率に関して助言を行うよう要請を受けた。 2004年に、一般的な鉄の安全性に関して科学パネルが評価を行った際、データ不足で鉄の最大許容摂取量を設定できなかったが、栄養強化食品などの食品から多くの鉄を摂取しても、特別な例を除き、一般には悪影響を及ぼす可能性は低いという結論に至った。 本意見書で扱ったグリシン酸鉄からの鉄の吸収は、他の無機鉄と同様の生理学的機序によって調節され、腸管から吸収された後、鉄とグリシンに加水分解される。これまで行われた鉄分強化食品の試験でもグリシン酸鉄が使用されてきたが、副作用の報告はない。むしろ、血清中のヘモグロビンやフェリチン水準、総鉄結合能などの指標には、顕著な改善が報告されている。 一方、グリシン酸鉄には低い急性毒性が報告されている。実験結果から、グリシン酸鉄のNOAELを500mg/kg体重/日と設定したが、これは100mg鉄/kg体重/日に相当する。 グリシン酸鉄の生体内利用効率、代謝、毒性などに関する試験結果と入手データに基づき、一般用食品、栄養補助食品、乳幼児用食品を含む特定栄養目的食品の鉄源としてグリシン酸鉄を使用しても、安全性に懸念を引き起こすことはないと科学パネルは結論を下した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_opinions/1319_en.html |