食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01240620361
タイトル 台湾行政院衛生署FDA準備グループ、週間情報「薬物食品安全週報」第14号を発行
資料日付 2005年12月22日
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分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署FDA準備グループ(衛生署内に2005年8月中旬、「行政院薬物食品管理署」(FDA)の設立準備のために設置された機関)の編集による一般向けの週刊情報「薬物食品安全週報」の第14号(第14期)が12月22日、衛生署ホームページ上で発行された。情報源のURLから全文入手可能(Word版全4ページ)。概要は以下のとおり。
1.米国Gerber社製のベビーフード缶詰にカドミウム含有が疑われた事件については、食品安全警報を信号色の黄色から緑色に変更。
 カドミウム検出を理由に、イスラエル当局が2005年12月初旬、米国Gerber社製のベビーフード(キャロットピューレ缶詰。4ヶ月以上の乳児(Stage One)向け)に回収命令を下したことを受け、台湾当局も、衛生署が信号色の3段階に分けて危険度を発している警報レベルの2段階目(黄信号)レベルの警報を発して消費者に注意を促したが、検査結果を受けて12月中旬に、安全信号(緑信号)に変更した件の解説。
 信号色を変更した理由としては、①同製品はイスラエル向け製品であり、台湾向け製品(6ヶ月以上の乳児(Stage Two)向け)とは異なること、②同社の独自検査の結果、台湾向け製品中のカドミウム含有量はEU基準を満たしていたこと、③台湾当局の検査では、含有量は0.013ppmで安全レベルにあったことが挙げられている。信号色を変更した際の通知は、以下のURLから入手可能。
http://food.doh.gov.tw/chinese/news_1.asp?idx=591
 日本のイタイイタイ病や国際癌研究機関(IARC)の評価を例に、カドミウム中毒の危険性を説明し、台湾の講じてきた措置を紹介している(コメ及び食品中の含有量につき定例検査を実施。コメについて上限基準を定めている)。
2.弁当等の調理済み食品のHACCPについて。
 適正衛生規範(GHP)遵守の義務付け。HACCP制度の解説。台湾では現在、水産食品にのみHACCPを義務付け(2004年12月23日以降)。調理済み食品やレストラン業については実施を推奨。
3.しなびないリンゴの不思議。
 エチレン作用阻害剤(1-メチルシクロプロペン)を噴霧したリンゴについての解説。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?doc_no=43191