食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01240550149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、子豚用飼料添加物VevoVitallの安全性と有効性に関する科学パネルの意見書を公表 |
資料日付 | 2005年12月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 安息香酸を99.9%含有するVevoVitallは、35kgまでの子豚用の完全飼料中に0.5 %の濃度で使用する飼料添加物として提案されている。安息香酸は植物に広く分布し、欧州でも肥育用豚の酸度調節剤として完全飼料への0.5~1 %の添加が既に認可されている。 限られたデータではあるが、豚用飼料にVevoVitallを直接添加した場合の安定性は少なくとも6ヶ月の間保たれることが示されている。試験結果から、子豚用完全飼料にVevoVitallによる安息香酸を0.5%添加した場合、体重25 kg以下の子豚について生産性を示すパラメータ(体重増加など)が改善したことが分かった。また、飼料中にVevoVitallによる安息香酸を0.5 %と1 %添加した負荷試験の結果、1%の濃度では胃の病変が増加した。子豚に安息香酸を使用する場合の安全域は設定できなかったが、2倍未満だと考えられる。それゆえ、上記推奨量の濃度の安息香酸を使用すれば、消化管内の微生物群に悪影響はないが、胃の乳酸菌や盲腸の腸内細菌を減少させると思われる。 また、子豚に安息香酸やその代謝物が蓄積するとは考えられないが、消費者に対して重大な危険をもたらさないことを証明する新規データは入手できなかった。ただし、EUの現行法規によれば、安息香酸はMRL設定の対象にならない物質だとされている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | EFSA |
URL | http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/1278_en.html |