食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01220430188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、「オキアミ油と卵黄のリン脂質の実質的同等性に係る評価意見書」
資料日付 2005年12月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、競争消費不正抑止総局からの諮問に応え、オキアミ油(Euphausia superba)と卵黄のリン脂質の実質的同等性に係る評価意見書(2ページ)を公表した。
 申請の対象は、ナンキョクオキアミの総脂質抽出物で、申請者は、既に欧州委員会が市場流通許可を与えた卵黄のリン脂質との実質的同等性を得ることを望んでいる。この両製品にはオメガ3系列脂肪酸、リン脂質及びキサントフィル色素という3つの主成分が含まれていることが、同等性を申請する根拠とされる。
 まず最初に、分析プロトコルがナンキョクオキアミの総脂質抽出物の組成を特徴付けるのに適切ではないと考えられる。このため、95%のロットでリン脂質の含有量に30%から62%の変動性が見られる。
 また、このオキアミ油と卵黄のリン脂質の総脂質量は似通っている(オキアミ油が99%であるのに対し、卵黄のリン脂質は最低で95%)が、各々の脂質成分を特異的に考察すると、重要な相違が明らかになる。例えばリン脂質については、オキアミ油では46g/100gであるのに対し、卵黄のリン脂質では85g/100gとなる。トリグリセリドについては、オキアミが36g/100gであるのに対し、卵黄のリン脂質は10g/100g未満である。
 代謝、使用法、望ましくない物質及び毒性学的側面に関するデータは不十分であり、全てが承認されたものというわけではない。
 結論としては、申請書に多くの不備が見られたほか、オキアミ油の主要成分に関する組成データが不十分であることから、卵黄のリン脂質との実質的同等性については結論づけることはできない。ある場合にはデータがそろっているのに重要な相違が判明し、また別の場合にはデータ不足で比較ができない、ということがあった。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) AFSSA
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/33065-33066.pdf