食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01210070149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料中のアルドリン及びディルドリンに関する科学パネルの意見書を公表 |
資料日付 | 2005年12月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | アルドリン及びディルドリンは、脂溶性・難分解性で生物濃縮を引き起こす有機塩素系殺虫剤である。1950年に製造が始まったが、今ではほとんどの国で使用が禁止され、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約でも規制の対象となっている。 アルドリン及びディルドリンの毒性は主に神経や肝臓に影響するが、遺伝毒性や催奇形性はない。ディルドリンはアルドリンよりも動物由来飼料に多く含まれるが、水中食物連鎖で高水準の生物濃縮が起こるため、特に魚油などの魚由来製品が、ディルドリンを最も多く含むことが判明している。魚油サンプルの大半は50 μg/kg以下のディルドリンを含むが、その他魚由来製品への含有量は、その10分の1の水準となっている。植物由来飼料製品には、しばしば、1~10 μg/kgの範囲の検出限界を超えるアルドリン及びディルドリンが含まれている。しかし、飼料中で検出される水準は、飼育動物やペットに毒性を引き起こす水準よりもはるかに低い。 EU並びに世界各国でアルドリン及びディルドリンは禁止されているため、これらへの人間の暴露量は着実に減少している。最近採取したサンプル中の水準は、20年前の10 %以下となっており、食品を介した人間の1日の摂取量も1~10 ng/kg体重となっている。それゆえ、FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR)が設定した暫定一日許容摂取量100 ng/kg体重をはるかに下回ることになる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | EFSA |
URL | http://www.efsa.eu.int/science/contam/contam_opinions/1251_en.html |