食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01160340314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「生ソーセージはトキソプラズマの感染源となりうる」を公表
資料日付 2005年11月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「生ソーセージはトキソプラズマの感染源となりうる」(4ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 食肉及びソーセージ類に感染性のトキソプラズマ病原体が残存するかは、それらの調理方法による。製造工程の条件によっては病原体は確実には死滅しない。BfRは様々な製造工程の適性について調査し、以下のような結論を得た。
①十分に焼くあるいは煮た肉には、感染性のあるトキソプラズマは生残しない。
②生ハムやサラミのような塩漬け肉あるいは干し肉は、一般に、製造時にトキソプラズマが死滅し安全である。しかしある特定の状況下では感染性の病原体が生残する。
③これに対し、生あるいは短時間熟成しただけの肉製品は感染源となりうる。生のひき肉の調理に使う塩あるいは香辛料、メットヴルストやテーヴルストのようなソーセージ類の短時間の熟成によってはトキソプラズマ病原体は死滅しない。それゆえ、妊婦や免疫不全患者のような高リスク者は、用心のためにこれらのソーセージ類を摂取すべきではない。病原体を確実に不活化するために製造工程は更に改善されねばならない。それは特に、塩分濃度、水分、水分活性、塩漬時間、発酵などの様々な要因と関連している。これに関しては更に研究が必要である。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) (独)BfR連邦リスク評価研究所
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/rohwurst_kann_eine_infektionsquelle_fuer_toxoplasmose_sein.pdf