食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01150430294 |
タイトル | WHO、「アフリカの鳥インフルエンザと世界流行の脅威:アフリカのリスク評価」を公表 |
資料日付 | 2005年10月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | WHOは、10月28日付「アフリカの鳥インフルエンザと世界流行の脅威:アフリカのリスク評価」を公表した。概要は以下のとおり。 1.家きん類での集団発生:ヒトの健康に対する意味 アフリカ大陸への高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)の上陸は、動物衛生とヒトの健康に大きな懸念となる可能性がある。ヒト及び家きん類の密度は、全般に東南アジアよりも小さいが、アフリカの家きん類で集団発生した場合、アフリカの家きん類飼育体制にはアジアとの類似点が多く存在しているので、ヒトへの暴露機会を作り出す可能性が大きい。 鳥の疾病を扱うサーベイランスは存在しない。アジアでの経験から判明するように、集団発生の発見が遅れるとウイルスが地域限定的集団発生となる可能性は高くなる。 2.ヒトの場合 アフリカでH5N1亜型ウイルスにヒトが感染するリスクは、アジアで見られた感染リスクと類似すると思われる。今のところ、アジアでのヒトの諸症例の大多数は感染した飼育鳥類との密接な接触に結びついている。特に家庭で殺処分、脱羽、解体及び調理準備をしている間に高いリスクが発生すると考えられている。不適切に調理した家きん類及び家きん類製品(卵や血液を含む)を食べることも、リスクである。アジア同様アフリカの家庭、特に農村地域の家庭では、庭先の家きんの群れの中で病気の兆候が見られた場合に鳥を殺して食べている。アジアでは、そのような行為を変えることが困難であると判明している。 散発事例であってもヒトでの感染症例は、すでに脆弱で負担が掛かり過ぎている保健体制や政策に新しい大きな難問を生み出す可能性がある。ヒトでの症例が発生しても、(その際には抗ウイルス剤を使った治療が最も生存の見込みを高める可能性がある) 早期発見の可能性は少ない。サーベイランス体制も脆弱で、ウイルスの感染性が変化したという重要な早期警告シグナルであるヒトの症例クラスターを取り上げるには感度が不足している。アフリカには十分に設備の整った研究所が数ヶ所存在するが、もし大量の検体を迅速に検査する必要がでた場合には十分ではないことが恐らくすぐに判明するであろう。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | WHO |
URL | http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/riskassessmentAfrica/en/index.html |