食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01150160149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品接触物質エポキシフェノリックノボラックレジン(NOGE)に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2005年10月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)科学パネルは、重防食塗装用エポキシレジンの開始物質として使用されるエポキシフェノリックノボラックレジン(NOGE)が人間の健康にどのような影響を与えるかについて評価を行うよう要請を受けた。
 食品接触物質中の添加物としてのNOGE使用に関しては、既に、科学委員会が1999年12月に声明を発表している。その声明中で、食品接触物質用オルガノゾル中の添加物としてNOGEを使用することは不適当であると科学委員会は評価している。続いて、NOGEの低分子量成分と考えられるビスフェノール-F-ジグリシジルエーテル(BFDGE)に関する評価を行ったが、科学委員会は、NOGEの毒性評価でBFDGEをワーストケースと見なすことはできないとした。それゆえ、科学委員会は、分子量1000D以下のNOGEのオリゴマー画分について変異原性試験を行うよう要請した。
 本意見書で、科学パネルは、分子量1000D以下のオリゴマーを多く含む低分子量商業用NOGEとBFDGEについて行われた最近の変異原性試験の考察を行った。試験データに基づき、分子量1000D以下のNOGEのオリゴマー画分とBFDGEはin vivoでは遺伝毒性がない、と科学パネルは結論を下した。それゆえ、遺伝毒性がないことと、重防食塗装からの溶出量は50 μg/kg food以下であることを考慮し、重防食塗装中の開始物質としてNOGEを使用することは安全性の観点から懸念は生じないという結論に至った。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_opinions/1184_en.html