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資料管理ID syu01140440305
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、鳥インフルエンザウイルスによる公衆衛生上のリスクに関する中間リスク評価を公表
資料日付 2005年10月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)ウイルスによる公衆衛生上のリスクに関する中間リスク評価を公表した(9ページ)。内容は、HPAIの歴史や一般的な解説、近年のアジア各国での流行の状況、最近の欧州への拡散経緯や感染リスクが小さいことなど、すでに欧州委員会から公表されている事実が大部分である。ただし、リスクコミュニケーションのあり方について、以下の提言を付け加えている。
【リスクコミュニケーションを行う上での要考慮事項】
 厳密にいえば本書の所掌外であるが、一般国民の思いの中には、明らかに鳥インフルエンザ(AI)と汎流行性インフルエンザ(PI)との極端な混乱があることを無視できない。本書で述べたように、個人がAIに感染する実際のリスクは、たとえ感染した家きんに曝露したとしても極めて低いものであるが、一般国民のリスク意識は異様に高い。確かにAIはPIになることがあり、2つの問題は出版物等で一緒に論じられることがあるため、理解できる面もある。しかし、このままでは無用の不安を醸成することになりかねないため、早急に取り組む必要がある。そうしないと、「鳥フル(”bird flu”)」が世界的流行にならなかった場合、次に世界的流行に備える事態が生起してもうまく行かないであろう。同様に、根拠のない無用の不安や、無害な野鳥・家きんに対する恐怖心を募らせることにもなろう。
 なお、ECDCは「鳥・動物からのHPAI感染リスクを最小限に抑えるための作業従事者向け暫定手引書」も併せて公表した。以下のURLから入手可能。
(http://www.ecdc.eu.int/avian_influenza/H5N1_Occupational_Guidance_ECDC_051019.pdf)
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) EU
URL http://www.ecdc.eu.int/avian_influenza/H5N1_European_Risk_Assessment_ECDC_051019.pdf