食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01140150295 |
タイトル | FAO、「アフリカは重大な鳥インフルエンザリスクに直面する可能性がある」を公表 |
資料日付 | 2005年10月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | FAOは10月20日、「アフリカは重大な鳥インフルエンザリスクに直面する可能性がある」と題するプレスリリースを公表し、ルーマニア及びトルコでの鳥インフルエンザの発生が確認され、中東及びアフリカ諸国にまで鳥インフルエンザが広がるリスクは高くなっているとするJoseph Domenech FAO主任獣医官のコメントを紹介している。概要は以下のとおり。 ロシア、カザフスタン及びモンゴルでの発生に続いてルーマニア及びトルコで鳥インフルエンザが検出された。この事実は、ウイルスが渡り鳥の渡りの経路に沿って東南アジア外に広がるというFAOの警告を立証するものである。野鳥は、鳥インフルエンザの主要なキャリアと思われるが、野鳥のこのウイルスの拡散に果たす役割を十分に理解するには更なる研究が早急に求められる。ルーマニア及びトルコは迅速に対応し、まもなくこのウイルスを封じ込められるはずである。FAOの主たる懸念の一つは、渡り鳥を通してアフリカ北部及び東部へ鳥インフルエンザが広がる可能性である。中東及びアフリカ北部諸国は鳥インフルエンザ防衛ラインを構築できるはずである。FAOはアフリカ東部の状況について大きな懸念を抱いている。アフリカ東部諸国の獣医分野の行政では、諸般の事情から感染動物の殺処分やワクチン投与を基本とする有効な鳥インフルエンザ対策を実施するのが困難である。懸念を有する諸国及び国際社会は、鳥インフルエンザがアフリカで集団発生を起こさないことに全力を挙げなければならない。 今のところ、野鳥による欧州への鳥インフルエンザリスクは比較的低い。しかしながら、野鳥集団が欧州南部に留まる間に感染を受けたならば、来春渡り鳥が欧州西部及び北部にまでこの疾病を広げるというリスクは存在するだろう。 鳥インフルエンザの震源地は依然東南アジアで、そこでは数ヶ国でウイルスが循環を続け、東南アジアの各種動物での鳥インフルエンザ制御が失敗した場合には世界流行が始まることにも留意しなければならない。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
情報源(報道) | FAO |
URL | http://www.fao.org/newsroom/en/news/2005/108212/index.html |