食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01110280149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、小反芻動物用TSE迅速検査方法の評価に関する科学レポートを採択 |
資料日付 | 2005年9月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2005年5月17日、Bio-Rad TeSeE、Bio-Rad TeSeE sheep/goat、Enfer TSE Test v.2.0 (automated sample preparation)、Institut Pourquier Scrapie ELISA Test、Prionics Check LIA SR、Prionics Check Western SRなど6種類の小反芻動物用TSE迅速検査方法の評価に関する科学レポートを採択した。 本レポートは、その際に評価されなかった①Fujirebio FRELISA post mortem Test、②IDEXX Herdchek BSE post mortem Test、③InPro CDI-5 rapid post mortem BSE Testの残り3種類の検査方法の評価に関するレポートである。 IDEXX Herdchek及びInPro CDI-5の2種類は、診断感度及び診断特異性の点で良好な結果を示したが、Fujirebio FRELISAは偽陰性を示し、診断特異性の点で不十分な結果を残した。3種類の検査方法は全て、異常プリオンの検出に成功したが、IDEXX Herdchekが分析感度の点で最も良い成績を残した。IDEXX Herdchek及びInPro CDI-5は非定型スクレイピーの検出に成功したが、Fujirebio FRELISAは、同一サンプルに対して陰性の結果しか示さなかった。IDEXX Herdchekのみリンパ節と脾臓に関して評価が行われたが、上限99 %の診断特異性と上限94 %の診断感度で、異常プリオンの検出に成功した。 それ故、IDEXX Herdchek及びInPro CDI-5の2種類は、脳幹サンプルを使用した場合、羊のスクレイピーとBSE感染評価に推奨できるが、Fujirebio FRELISAは、小反芻動物の組織への検査には推奨できない。また、上記2種類の検査方法は、大脳もしくは小脳サンプルを使用して非定型スクレイピーの検出にも使用可能である。さらに、リンパ節と脾臓サンプルを使用した場合、IDEXX Herdchekが異常プリオン検出に適しているといえる。最後に、山羊に関しては、現在の科学的知識に基づき、めん羊と同様に取り扱うべきであると考える。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | EFSA |
URL | http://www.efsa.eu.int/science/tse_assessments/bse_tse/1157/biohaz_sr_ej49_smallruminanttsetests_en1.pdf |