食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01100040149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、特定フタレートのグループTDI設定可能性に関する声明を公表
資料日付 2005年9月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)科学パネルは、ブチルベンジルフタレート(BBP)、ジブチルフタレート(DBP)、ビス(2-エチルヘキシル)フタレート(DEHP)、ジイソノニルフタレート(DINP)及びジイソデシルフタレート(DIDP)の5種類のフタレートに関し、グループTDIの設定が可能か検討した。
 実験結果から、①DBP及びDEHPは生殖細胞に大きな影響を与えること、②BBPは精巣上体精子濃度に大きく影響すること、③DINP及びDIDPは肝臓に重大な影響を及ぼすことが判明した。DBP、DEHP及びBBPの3種類のフタレートは同一器官(睾丸)に作用するように見えるものの、ホルモンや細胞レベルでの作用が同一ではなく、個々の作用機序も示されていない。更に、DIDP及びDINPの2種類のフタレートは、主に睾丸よりも肝臓に作用するが、この場合でも様々なメカニズムが存在することが示された。
 したがって、科学パネルは、上記5種類のフタレートにグループTDIを設定することは不可能であると考える。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_documents/1147/phthalategroup_minutes_statement1.pdf