食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01090030149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中に不法に混入している着色料の毒性に関する科学パネルの意見書
資料日付 2005年9月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  2003年、EUで食品中にスダンⅠが不法に混入していたことが報告されて以来、加盟各国から、チリ粉末・カレー粉末及びその加工品等に不法に混入している着色料について数多くの報告があった。問題の着色料はスダンⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、パラレッド、ローダミンB、オレンジⅡであり、欧州食品安全機関(EFSA)科学パネルはこれら7着色料に関する毒性データを再検討した。概要は以下のとおり。
 上記7着色料に関するデータが不十分で完全なリスク評価はできなかったが、実験結果からスダンⅠには遺伝毒性と発がん性のあることが示され、ローダミンBも同様な可能性のあることが分かっている。その他の着色料に関しては確実な証拠はないものの、スダンⅠと同様な構造であるため、スダンⅡ・Ⅲ・Ⅳ、パラレッドには遺伝毒性と発がん性の可能性があると考えてよいであろう。オレンジⅡの遺伝毒性は排除できないが、発がん性に関しては現在のデータから結論を導くのは不可能である。
 遺伝毒性と発がん性の可能性のある着色料の構造的特徴を調べたところ、アゾ、トリフェニルメタン及びアントラキノン構造を持つ着色料にはその懸念のあることが示された。また、実験及び構造活性分析の結果、以下の着色料は遺伝毒性や発がん性があると考えるべきである。アシッドレッド73、スダンレッド7B、メタニルイエロー、オーラミン、コンゴーレッド、バターイエロー、ソルベントレッドⅠ、ナフトールイエロー、マラカイトグリーン、ロイコマラカイトグリーン、ポンソー3R、ポンソーMX、オイルオレンジSS。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_opinions/1127/afc_op_ej263_illegaldyes_en1.pdf