食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01070230295
タイトル FAO、「今後、野鳥が鳥インフルエンザを拡大すると思われる」と題するプレスリリース
資料日付 2005年8月31日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  FAOは、8月31日付「今後、野鳥が鳥インフルエンザを拡大すると思われる」と題するプレスリリースを発表し、野鳥の渡りのルートにあたる諸国は警戒し、緊急時に向けた準備が必要であるとした。概要は以下のとおり。
 8月31日、FAOはアジア諸国を襲った鳥インフルエンザが野生の水鳥の渡りのルートに沿って中近東、欧州、南アジア及びアフリカへと運ばれる可能性があると警告した。
 H5N1亜型ウイルスを検出したシベリアから飛来する鳥類がカスピ海及び黒海地方にウイルスを運んでくる可能性がある。バルカン地方の諸地域及び国々は、ウイルスが欧州中央部へと向かう入り口となる可能性がある。鳥の渡りのルートは、アゼルバイジャン、イラン、イラク、グルジア、ウクライナ、及びいくつかの地中海諸国を通っている。今のところ非感染国であるインド及びバングラディシュもリスクを有していると思われる。
 鳥インフルエンザは、2003年以来60人を超える人々を死亡させ、1億4
,000万羽の鳥が死亡もしくは殺処分されている。
 FAOは、リスクを有している各国、特に鳥の渡りのルートにあたる国々に対して国内の家きん類及び野鳥のサーベイランスの強化を促している。各国は、国家レベルの緊急時計画を策定しなければならない。
 FAOは、感染を経験した各国及び国際社会に対し、発生源である家きん類で鳥インフルエンザ対策を行うことを求めている。家きん類でH5N1亜型ウイルスが循環している限り、人々はリスクを有している。
 このプレスリリースとともに公表した世界の野鳥の渡りのルートマップは以下のURLより入手可能。
(http://www.fao.org/ag/againfo/subjects/en/health/diseases-cards/migrationmap.html)
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) FAO
URL http://www.fao.org/newsroom/en/news/2005/107405/index.html