食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01070090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、除草剤クロジナホップに関するピアレビュー
資料日付 2005年9月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  クロジナホップは、1ヘクタール当たり60gの割合で小麦・ライ麦・ライ小麦に使用する除草剤として認可申請がなされていた。申請国からの資料提供を受け、EFSAでその安全性に関するピアレビューを行った。
 当該物質の皮膚毒性・吸入毒性は低く、遺伝毒性はなかった。ラットやマウスの実験では発がん性の可能性が示されたが、これは種特有のもので、人間のリスク評価には無関係なものだと分かった。また、繁殖成績に直接的な影響はない。実験結果から、一日摂取許容量(ADI)を0.003mg/kg bw/day、安全係数を100として急性参照用量(ARfD)を0.05mg/kg bwと設定した。
 残留試験結果から、定量限界を超える当該物質の残留はないことが示された。当該物質の小麦・ライ麦・ライ小麦における残留基準値(MRL)は0.02mg/kgと設定可能であり、後作や輪作での残留物は予測されず栽培制限の必要性もないと考えられる。それゆえ、当該物質の残留物への消費者の慢性及び急性暴露量は、上記ADIやARfDをはるかに下回り、食品経由のリスクはないと考えられる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/praper/conclusions/1111/praper_concl_sr34_clodinafop_en1.pdf