食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01060410149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、オメガ-3脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸及び不飽和脂肪酸に関する健康強調表示についての科学パネルの意見書
資料日付 2005年8月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  EUでは、2003年7月、食品の健康強調表示に関する規則に対する提案が行われ、今後、この規則に適合した健康強調表示のみ、ラベル表示や食品広告での使用が許可されることになる。それ故、今回、欧州食品安全機関(EFSA)はオメガ-3脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸及び不飽和脂肪酸に関する健康強調表示について科学的に具体的な意見を発表するよう要請を受けた。
 オメガ-3脂肪酸源、オメガ-3脂肪酸高含有と表示する場合、食品100 g、100 mlまたは100 kcal当たり、それぞれ、成人男性の推奨栄養摂取量の15 %以上、30%以上のオメガ-3脂肪酸を含まなければならない。多くの食品で、この健康強調表示の用件を満たしているが、中には、重量/体積ベースでは表示用件を満たしているものの、エネルギーベースでは満たしていない、または、その逆になっている食品もあった。さらに、通常使用量では、ほとんどオメガ-3脂肪酸を含まないにも関わらず、表示用件に適合する食品もある。これは、基準となる食品量(100 g、100 mlまたは100 kcal)が、食品の通常摂取量とは関連がないためである。
 一価不飽和脂肪酸高含有・多価不飽和脂肪酸高含有と表示する場合、脂肪酸の45 %以上が一価不飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸で、さらに飽和脂肪酸を全エネルギーの10 %以上含有してはならない。いくつかの食品は、この表示用件を満たしていたが、一価・多価不飽和脂肪酸は十分含んでいるにも関わらず、飽和脂肪酸が10 %を超えているものがあった。また、通常摂取量では、一価・多価不飽和脂肪酸を低量しか含んでいないものの、表示用件を満たす食品もあった。これは、一価・多価不飽和脂肪酸水準が全脂肪酸の%で表示されており、食品の通常摂取量における脂肪量とは関連がないためである。
 不飽和脂肪酸高含有と表示する場合、全脂肪分の70 %が不飽和脂肪酸でなければならない。幅広い食品群が、この表示用件を満たしていたが、通常使用量では、不飽和脂肪酸を低量しか含んでいないものの、表示用件をみたすものもあった。これは、不飽和脂肪酸水準が全脂肪量の%で表示されており、食品の通常摂取量における脂肪量とは関連がないためである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/nda/nda_opinions/1096/nda_op_ej253_nutritionclaimsforfats_en1.pdf