食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01050520188
タイトル フランス、飼料関連意見書№①~③
資料日付 2005年8月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、フランス競争消費不正抑止総局からの諮問に対し、以下の意見書を公表した。
①子牛、肥育用牛、乳用雌牛及び馬へのSaccharomyces cerevisiae CBS 493.94を主成分とした微生物飼料添加物の濃度変更申請(指令70/524/EEC):当該飼料添加物は、乳用雌牛及び馬には暫定使用許可を、子牛と肥育用牛には最終使用許可を得ている。申請者は、使用量を変更せずにSaccharomyces cerevisiae の最低濃度を高めることを提案した。前回の意見書で新たな濃度の飼料添加物の安定性及び均質性については、科学的なデータが不十分であり、証明できないことが指摘された。申請者は、新しい飼料添加物の安定性に関する情報を追加していない。また新たな科学的データによっても新規飼料添加物の均質性は証明されない。従って、今回も乳用雌牛の新規飼料添加物の安定性及び均質性は証明されない。
②離乳した子豚へのEnterococcus faeciumを主成分とした微生物飼料添加物の最終許可申請(指令70/524/EEC):本飼料添加物は、21日齢から60日齢までの離乳後の子豚の成長を促進するために使用する。前回の意見書で、推奨量での有効性が証明されていないこと、毒性因子をコードする既知の遺伝子を含まないことが確認されていないことが指摘された。今回も、産肉能力を有意に改善することを示す第3の試験を実施していないことから推奨量での有効性は証明されなかったが、Enterococcus faeciumのCECT 4515株については、細胞吸着因子はあるもののそれだけでは有害作用を及ぼさず腸球菌の毒性決定子がないと考えられることから、その無害性が分子レベル及び表現型レベルで証明された。
③肥育用若鶏へのEnterococcus faecium を主成分とした微生物飼料添加物の許可拡大申請(指令70/524/EEC):本飼料添加物は肥育用若鶏の成長を促進するために使用するもので、申請者は最終許可を申請している。前回の意見書では、科学的データが不十分で当該飼料添加物の成長促進能力に対する有効性が証明されなかったことが指摘された。今回新たに有効性を示す試験結果及びEnterococcus faeciumのCECT 4515株の無害性を示すデータが提出されたことから、当該飼料添加物の安全性及び有効性が証明された。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) AFSSA
URL Http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/31113-31114.pdf Http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/31104-31105.pdf Http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/31107-31108.pdf