食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01050090149
タイトル 殺菌剤トリチコナゾールのリスク評価に関する欧州食品安全機関(EFSA)のピアレビュー
資料日付 2005年8月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  トリチコナゾールは、1トン当たり50 gの割合で小麦種子の殺菌剤として使用するための認可申請がなされていた。申請国からの資料提供を受け、欧州食品安全機関(EFSA)でその安全性に関するピアレビューを行った。
 当該物質は、経口・皮膚・吸入毒性に関して低レベルの急性毒性を示した。犬の試験結果から得たNOAEL 2.5 mg/kg bw/dayに基づき、安全係数を100としてADIを0.025 mg/kg bw/dayと設定し、ウサギの発達試験結果から得たNOAEL 5 mg/kg bw/dayに基づき、安全係数を100としてARfD(急性参照用量:Acute Reference Doses)を0.05 mg/kg bwと設定した。
 また、穀物類における当該物質の代謝はよく解明されており、毒性の懸念のある代謝物が生産されることはない。当該物質は土壌中での永続性が知られているものの、作物中に著しく残留するものではないし、飼料経由での家畜の暴露量も大きくはない。また、消費者への当該物質の予想暴露量は、上記ADIやARfDの1%未満になることが判明した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/praper/conclusions/1086/praper_concl_sr33_triticonazole_rev1_en1.pdf