食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01050020314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所の意見書「ムルデ川とエルベ川の魚の規制値を上回るHCH(ヘキサクロロシクロヘキサン)による健康への危害はない」
資料日付 2005年8月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) は、意見書「ムルデ川とエルベ川の魚の規制値を上回るHCH(ヘキサクロロシクロヘキサン)による健康への危害はない」(全4ページ/8月18日付)を公表した。
 ドイツ連邦環境庁(UBA)の最近の調査で、ムルデ川(エルベ川の支流)及びエルベ川の魚から部分的に高濃度のα-及びβ-HCH(ヘキサクロロシクロヘキサン)が検出された。検出量は一部は残留最大量規則(RHmV)により認可されている値を超過するものであった※。連邦リスク評価研究所(BfR) は、連邦環境庁(UBA)が公表した検出量に関する健康評価を実施した。概要は以下のとおり。
 HCHは一部の魚でTDI(耐容一日摂取量)を超過した。このような汚染魚は、最大量超過により販売に適さないが、消費者が摂取した場合の健康リスクはない。しかしながら、汚染河川でスポーツや趣味で釣った魚を摂取しないよう勧告する。肉食魚及び食物を主に川底から摂取する魚は、特に、脂肪組織に親脂性化合物を多く蓄積する。(またこれらの魚は公的検査の対象外である。)

※ 検出最大量は、α-HCH:0.037mg/kg新鮮重量、β-HCH:0.18mg/kg新鮮重量で、残留最大量規則(RHmV)で規定する値の1.9倍(α-HCH)及び18倍(β-HCH)であった。このような汚染魚は食品及び日用品規則(LMBG)により流通が許可されない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) (独)BfR連邦リスク評価研究所
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/bfr_sieht_keine_gesundheitsgefahr_durch_ueberhoehte_hch_gehalte_in_fischen_aus_mulde_und_elbe.pdf