食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01040410188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、果物加工品に含まれるアカシアゴムのビフィズス因子作用の評価意見書 |
資料日付 | 2005年8月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、競争消費不正抑止総局から、ビタミンA及びCを補充したショ糖無添加の果物加工品に含まれるアカシアゴムのビフィズス増殖因子作用に関して評価を依頼された。 果物のタイプ(アプリコット、イチゴ、白イチジク及びオレンジ)で区別される4つの加工品が評価対象となる。当該加工品中のアカシアゴムの平均含有量は5.5g/100gで、大人は当該製品を毎日70g~100g摂取することが推奨される。当該製品には「ビフィズス因子線維を豊富に含む」等の強調表示が申請されている。 フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、アカシアゴムについて2001年に意見書を出しており、主な結論として次の4点が指摘された。 ①アカシアゴムは、食物繊維に属するものとする。 ②腸内での食物通過に関する作用はない。 ③申請者が推奨する含有量での消化耐性を確認する必要がある。 ④当該製品の摂取に結びつくアレルギーリスクについて消費者に知らせる表示を付すのが好ましい。 今回、アカシアゴムの腸内作用に関する文献データ及び申請者が申請する様々な強調表示の妥当性について検討した。 臨床試験の結果、アカシアゴム摂取の消化耐性は1日30gまでは確認された。 アカシアゴムが結腸及び/又は糞便の細菌叢でビフィズス菌個体群の増殖を促進することは証明されたものと考えられるが、当該製品の含有量は臨床試験で効果が確かめられた量を下回る。また、CEDAP(特別食餌用製品に関する省庁横断委員会)の意見書に基づいた場合、当該製品は「ビフィズス因子線維を豊富に含む」と言えるだけの線維を含んでおらず、「ビフィズス因子の源」とする強調表示だけが受け入れられる。 アカシアゴムを「ビフィズス因子線維」と呼ぶことは可能であるが、当該製品に含まれる含有量では「ビフィズス因子線維を豊富に含む」及び「ビフィズス因子作用」という強調表示は認められない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | AFSSA |
URL | http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/31119-31120.pdf |