食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01040350330
タイトル 英国イングランド、ウエールズ地区の食中毒原因菌
資料日付 2005年8月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康保護局(HPA)が8月11日に発行したCDRウィークリー15巻32号によれば、7月に報告があった英国内の複数個所で発症(General outbreak)した食品由来疾病は、次の6例であった。
①County Durhamの学校でS.Enteritidis PT4 により5人発症・全員陽性
②East MidlandsのクラブでS.Enteritidis PT4 により1人発症・陽性
③County DurhamのレストランでS.Enteritidis PT4により1人発病1人陽性
④SuffolkのレストランでS.Enteritidis PT25 により4人発症・全員陽性
⑤SuffolkのレストランでS.Enteritidis PT25 により1人発症・陽性
⑥Northumberlandの小売店でS.Typhimurium U 288 で9人発症うち5人陽性
 また、6月にHPAで記録されたイングランド、ウエールズ地区のサルモネラ症は、829人で、血清型は、S.Enteritidis(PT4)が100人、S.Enteritidis(Other PTs)367人、S.Typhimurium122人、S.Vichow 22人、その他が218人であった。
 イングランド及びウエールズ地区の2005年7月の一般腸内細菌感染症は、細菌別に見るとカンピロバクターによる症例が一番多く2
,454人、次にサルモネラによるもので1
,124人であった。この2種類の菌で全体の88%を占めた。2005年7月末までの累計では、カンピロバクターが、22
,880人で昨年同期の26
,450人を大幅に下回った。
 さらに、32号は、8月8日に報道されたスペインで大きく発生したSalmonella Hadarによる2
,134人の人の胃腸障害(うち一人が死亡)を報告している。疫学的、微生物学的調査により、原因は調理済み真空パックされたローストチキンであることが判明したと報告されている。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康保護局(HPA)
情報源(報道) HPA
URL http://www.hpa.org.uk/cdr/archives/2005/cdr3205.pdf