食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01040100343 |
タイトル | フランス、Stourbridge血清型によるサルモネラ感染(続報) |
資料日付 | 2005年8月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)は8月8日付けで、Salmonella Stourbridge血清型によるサルモネラ感染に関する新たな報告を公表した。本報告は、InVSが収集した情報に加え、サルモネラ国立リファレンスセンター、食品総局、アリエージュ県獣医局、欧州Enternetネットワーク及び関連欧州諸国の衛生当局からの情報に基づいて作成した。 【フランス国内の調査結果】疫学調査から、現時点で27人の感染者が特定された(7月13日以降9人増)。事情を聞くことができた24人は、4月18日から7月18日の間に下痢等の症状を示した。5人が入院したが、経過は良好だった。患者の多く(24人中19人)がチーズ製造(販売)所で切り売りしているチーズを好んで購入していた。県獣医局による調査から、同じ製造者が製造していた3種のチーズ(「Petit fiance des Pyrenees」、「Cabri ariegeois」及び「Cabrioulet」)は、260頭の山羊からなる一つの群れの乳から製造されていた。Salmonella Stourbridgeはこの3種のチーズと乳から分離された。乳を分析したところ、1頭の山羊が無症状で排菌していたことが明らかになった。同製造者の山羊のチーズは国内29の卸売業者に流通していた他、欧州13ヵ国及び日本に輸出されていた。結論として、4人のサルモネラ症は「Petit fiance des Pyrenees」又は「Cabri ariegeois」の摂取に関係があり、9人が同製造者のチーズ(おそらく切り売りされたトムチーズの「Cabrioulet」)を扱った器具と接触した台で交差汚染したチーズの摂取に結びつくと考えられる。24人中13人が同製造者の山羊のチーズの摂取に結びつけることができる。 【欧州の調査結果】スウェーデンがEnternetに通知して以来、他の欧州諸国でも相次いでSalmonella Stourbridge感染者が報告された。現在までに、スウェーデン(6人)、スイス(3人)、ドイツ(6人)、オーストリア(5人)及び英国(5人)の5ヵ国で計25人が特定された。症状を示す前の数日間の食品摂取情報が入手できた11人のうち、3人が同製造者の山羊のチーズを摂取しており、5人がブランド名は不明であるが山羊のチーズを摂取していたことが報告された。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
URL | http://www.invs.sante.fr/display/?doc=presse/2005/le_point_sur/salmonella_stourbridge_090805/index.html |