食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01030420111 |
タイトル | カナダ、Adventitious Presenceに関するワークショップ会議要旨を公表 |
資料日付 | 2005年8月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ食品検査庁(CFIA)は8月3日、本年2月に農業食料省との共催でオタワで開催した「Adventitious Presence(AP)」に関するワークショップの会議要旨(全18ページ)を公表した。(CFIAは、「Adventitious Presence」を「農産食品への遺伝子組換え体(GMO)の非意図的、不可避的混在」と定義している) このワークショップでは、①APに関する様々な問題について情報を交換し、政府と産業界における共通の認識を高めること、②GM油糧種子や穀物において、APに由来する緊急ならびに将来的な問題に対処するために政府/産業界の総合的な対策を検討することを目的としている。このため、開発企業、種子企業、生産者、加工処理業者、輸出業者、政府関係省庁ならびにUSDA等海外の関係者が参加している。 本要旨では、参加者から出された提案内容を要約していると共に、以下に記すような本課題に対処する主な戦略的対処法をまとめている。なお、これらはワークショップで必ずしも全員の合意が得られたものではない。 ①APに関するカナダの現行のリスク評価規則は妥当であるが、今後はリスクマネージメントとリスクコミュニケーション分野の開発が必要である。 ②特に、市場と機会の喪失の観点から、AP問題の大きさと展望を検討する。 ③政府はAPの閾値/標準を設定し、品質管理システムを確実なものとする。 ④作業上の錯誤は避けられないことから、APの閾値と標準は実情よりは厳しいものとする。 ⑤APが避けられないものであれば、企業主導によるIP(identity preservation(同一性保持))で管理する考えもある。実際、欧州、日本への大豆の輸出では事実上ゼロトレランスのIPプログラムで費用効果的にも対応している。 ⑥APという用語は「承認」、「未承認」のいずれを意味するのか明確にする。“ゼロトレランス”との相違はどうなのか。 ⑦関係者間の共通の理解を深めるために、消費者を含めたコミュニケーション戦略を開発する。 ⑧カナダはこの問題の世界的なセンターとなり、評価規則の国際調和、国際的に受け入れられる閾値、サンプリング法、検査法、、標準類、環境安全性評価の設定に努める。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
情報源(報道) | カナダ食品検査庁 |
URL | http://www.inspection.gc.ca/english/plaveg/bio/avepre/avepre.shtml |