食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01030310111
タイトル カナダ、BSEサーベイランスプロトコルに関するファクトシートを公表
資料日付 2005年8月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ食品検査庁は8月4日、カナダにおけるBSEサーベイランスのプロトコルに関する以下の内容のファクトシートを公表した。
①カナダで行っているBSE検査は、OIEのガイドラインと完全に一致するものである。検体は30ヶ月齢以上の死亡牛、ダウナー牛、障害牛、病気牛並びに全月齢のBSE臨床症状牛を対象とする高リスク牛から採集する。
②このサーベイランスプログラムは、カナダにおけるBSEレベルを確実に把握し、ヒトと家畜をこの疾病から守る諸対策の有効性を確認する上で決定的に重要である。この堅固なサーベイランスシステムは、生産者の積極的な参画の下で、カナダの行っている家畜の健康モニター活動に対し、内外の消費者から信頼を獲得している。
③本サーベイランスの下で、2005年1月1日から8月1日の間に36
,000頭を検査しており、これは年間の最底検査目標30
,000頭数をはるかに上回るものである。
④1次検査ではPrionicsR-Check Western及びthe Bio-Rad TeSeERの2種の迅速検査法を用い、スクリーニングを行う。これらの方法は潜伏期後期のBSEを100%の精度で検出できるとの評価を確認している。偽陽性を呈することは稀である。
③一次検査で陽性を示した検体は非陰性(non-negative)として一次検査を再度繰り返す。反復検査で陽性を示した検体はBSE未確定(inconclusive)とし、当該牛の組織を確認検査のためにウィニペグ市(マニトバ州)にある国立外来動物疾患センター・BSEリファレンス研究所(National BSE Reference Laboratory
, National Centre for Foreign Animal Disease (NCFAD))に送付する。ここで再度迅速検査を実施し、陽性を示した場合 にこの検体を疑い例(suspect)とし、以後、確認検査に移る。3回目の迅速検査で陰性を示した場合には、品質保証の目的から確認検査を行う。
④免疫組織化学検査法(immunohistochemistry (IHC))及びOIEのウエスタンブロット法は国際的に認知されている確認検査法である。IHCはNCFADで行われている主確認検査である。さらに、OIEのウエスタンブロット法を追加するか、またはIHCに替わるものとしてこれを実施する。ウエスタンブロット法は、IHCが実施できないような品質の劣る組織の場合や、IHCが陰性である検体については常に実施する。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ食品検査庁(CFIA)
情報源(報道) カナダ食品検査庁
URL http://www.inspection.gc.ca/english/anima/heasan/disemala/bseesb/bseesbsurve.shtml