食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01030280332 |
タイトル | 英国、めん羊のBSEとスクレイピーを識別するキットを開発 |
資料日付 | 2005年7月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | EUのTSEに関するリファレンスラボラトリーにも指定されている英国獣医学研究所(VLA)は、7月30日、めん羊のBSEとスクレイピーを区別して診断できる検査キットを開発し、公認されたことを公表した。 この方法の適用により、めん羊のプリオン病サーベイランスに、2005年から迅速テストで陽性と出たすべてのめん羊について、公認の識別法でさらにBSEとスクレイピーを識別検査をしなければならないとする(改訂)EU規則999/2001に定められた要求に応えることが出来る。これにより、めん羊の群れにBSEがスクレイピーに隠れて存在しているのではないかとする理論的なリスクの解明に役立つという。 この新しいキットは、プリオン病の分子マーカーとなる異常プリオンたん白(PrPsc) を検出する方法の1つとして世界的に利用されているPrionicsR-Check Westernを若干変更した検査方法で、獣医学研究所、スイスのPrionics社、ドイツのR-Biopharm社の共同開発によるものである。 牛及びめん羊の中枢神経系組織をホモジナイズしたものにプロテアーゼKを作用させることによりプロテアーゼに対する耐性とフラグメントの分子の大きさによって異常なプリオンたん白を識別できるが、開発されたキットは、二抗体法(Double antibody detection method)により、異なった分子量を持つフラグメントの大きさ、異なった抗体への親和性、異なった糖鎖構造の比率などを測定して、BSEとスクレイピーを識別するとしている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国獣医学研究所(VLA) |
情報源(報道) | VLA |
URL | http://www.defra.gov.uk/corporate/vla/comserv/documents/comserv-tse-western.pdf |