食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01020140294 |
タイトル | WHO西太平洋地域事務所、8月1日付「中国四川省での集団発生、それは高い死亡率を伴う」プレスリリース |
資料日付 | 2005年8月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | WHO西太平洋地域事務所は、「中国四川省での集団発生、それは高い死亡率を伴う」と題する8月1日付プレスリリースを発表した。このプレスリリースの概略は以下のとおり。 2005年7月22日、中国保健省からWHO に未知の疾病の集団発生が報告された。 8月1日までに中国の省と国家のチームが集中的な検査(過去に遡る症例発見を含む)を実施し、合計で181症例を確認、そのうち34症例で死亡という事実を明らかにした。中国政府は、新規症例数を日々更新し、野外調査から得られた情報を中国の疾病管理センターが公開している。 動物衛生当局による調査が四川省の豚の病気と死亡について実施され、連鎖球菌(Streptococcus suis)による感染という証拠を明らかにした。この細菌は世界中の豚から検出され、通常豚は無症状であるが、発症し時に死に至る場合がある。 集団発生患者の調査からは、患者は高い割合で豚のと殺、食肉加工もしくは摂取に関わっていたことが早期に判明していた。その後の調査では、感染疑い19症例でS. suis感染の証拠が確認された。ヒトの症例においては、過去に他の症例との接触はなかったと思われる。 職業上、豚と接触を持つことでヒトにS.suis感染が散発的に発生する。多くの症例では症状は重くないが、非常にまれに髄膜炎や毒性ショック症候群(TSS)などの重篤な症状が発症し、死にいたる場合もある。しかしながら、S.suis感染の集団発生は異常である。加えて、この集団発生での多くの臨床症状がS.suis感染と一致しているものの、重篤な病状を呈している患者の割合と死亡率が高いように思われる。しかしながら、このことは調査開始時では重篤な症例が早期に確認されるということを反映している可能性がある。 異常もしくは従来報告のなかったような特徴を見せる集団発生について、その全体像を明らかにするためには徹底した臨床及び研究所での調査が必要である。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | WHO |
URL | http://www.wpro.who.int/media_centre/news/news_20050801.htm |