食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu01020100110 |
| タイトル | カナダ、生鮮キノコのプラスチックフィルム包装のガイドラインを公表 |
| 資料日付 | 2005年7月27日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | カナダ保健省は7月27日、キノコの生産者、輸入業者、小売業者向けに、生鮮キノコ(mushrooms)のボツリヌス菌制御を主旨とする包装ガイドラインを公表した。概要は以下のとおり。 ①生鮮キノコには、通常、ボツリヌス菌が存在していることが多い。キノコをプラスチックフィルムで密閉包装すると、キノコとそこに共存する微生物が呼吸を続けることにより包装内部が嫌気的状態になり、この結果ボツリヌス菌が増殖して毒素を生成するに至る。このためフィルムで密閉包装された生鮮キノコを利用することによりボツリヌス中毒になるリスクがある。 ②実験的には、キノコを密閉包装した場合、ボツリヌス菌は室温3-4日後には毒素を生成し、これはキノコに外観の変化や官能的な変質が現れる前であった。ボツリヌス毒素は様々な症状を伴う神経麻痺性疾患を起こし、適切な治療が行われないと呼吸不全により死に至ることもある。 ③キノコをプラスチックフィルムで密閉包装して販売する場合は、4℃以下の保存を厳守し、消費期限を表示しなければならない。関係者は表示消費期限が販売に適するか否かについて必要なデータを提出し、保健省の評価を受けなければならない。輸入キノコについては輸入業者が上記について責任を持って対応する。 ④保健省は、生鮮キノコにボツリヌス中毒の潜在的リスクがあることから、通気性を確保するためにトレー上部のフィルムに最少3mmの穴を2個設けることを推奨している。この場合でも冷蔵条件を維持することが望ましい。 |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | カナダ |
| 情報源(公的機関) | カナダ保健省(Health Canada) |
| 情報源(報道) | カナダ保健省 |
| URL | http://www.hc-sc.gc.ca/food-aliment/e_mushroom_packaging.html |