食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01010130110 |
タイトル | カナダ、飲料水中のmethyl tertiary-butyl ether(MTBE)許容値答申案を公表 |
資料日付 | 2005年7月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省は7月19日、飲料水中のmethyl tertiary-butyl ether(MTBE)の許容ガイドラインを0.015mg/lとする連邦・州合同飲料水検討委員会(CDW)からの諮問答申書を公表し、意見募集を行った。 MTBTは脂肪族エーテルに属する揮発・可燃性物質であり、燃焼効率と排ガス減少の目的でガソリンに0.2-0.8%添加されている。カナダではこれを添加しているガソリンは年々低下してきており、2001年では1%以下となっている。飲料水中のMTBEの健康リスクに関する情報はほとんどみられず、限られた動物実験の結果からは適切なリスク評価を行うには至っていない。自然界から人体への吸収は大気からの吸入が主体で、経口的摂取は僅かなものと考えられている。MTBEのほとんどは大気中に放出されるが、ガソリンタンクから漏出した場合などに地下水に入り、微生物による分解も受けにくく、長期間残留することとなる。 今回のガイドライン答申にあたってCDWは、カナダ国内250ケ所の地下水を調査した結果、MTBEは<0.005~3.4mg/lであり、サンプルの60%からは0.02mg/l以上のMTBEが検出された。飲料水におけるMTBEの最大の欠陥は刺激性の臭いと味を呈することで、今回の0.015mg/lは臭いの閾値として設定された。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ保健省(Health Canada) |
情報源(報道) | カナダ保健省 |
URL | http://www.hc-sc.gc.ca/hecs-sesc/water/pdf/mtbe_consult_e.pdf |