食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01000330305
タイトル 欧州裁判所、フードサプリメントに関するEU指令の合法性とポジティブリストを支持
資料日付 2005年7月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州裁判所は7月12日、フードサプリメントに関するEU指令の合法性とポジティブリスト制度を認め、欧州委員会に有利となる判決を下した。判決の骨子は以下のとおり。
①フードサプリメント指令は、条約第95条に正しく準拠している。
②特定の制限を課すことは公衆衛生の保護上正当であり、当該措置はこの目的に照らして必要かつ適正である。
③ビタミン及びミネラル並びにそれらの由来源のポジティブリスト制度を支持する。
 係争の背景
 フードサプリメント指令(2002/46/EC)は、フードサプリメントに使用できるビタミン及びミネラルのポジティブリスト並びに表示規則を定めるもので、2002年6月に採択された。目的は、消費者の安全を確保しつつ、EU域内で自由にフードサプリメントを販売できるようにすることにある。それまでは国によって法律が異なり、製品の輸入ができないなどの事情があったが、EUレベルで統一化を図ることにより新たな製品市場を創出できるものと期待された。
 消費者団体や業界の大多数は法制化に賛同したが、英国の一部消費者グループと小売組合が、指令を国内法に移行して法制化することに異議を申し立て、英国の裁判所が欧州裁判所に、指令の合法性に関する審理を付託していたものである。
 指令によれば、加盟国は、同リストに記載されている製品の販売を2003年8月1日までに認可しなければならない。また、リストに記載されていない製品については、2005年8月1日以降販売を禁止しなければならない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) EU
URL http://europa.eu.int/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/05/916&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en