食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01000300341 |
タイトル | フランス、ブドウジュース及びテーブルワインにおけるオクラトキシンA調査 |
資料日付 | 2005年7月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス競争消費不正抑止総局は2004年第4四半期に実施したブドウジュース及びテーブルワイン等におけるオクラトキシンAに係る食品検査を公表した。 【調査実施の経緯】 オクラトキシンA(OTA)はAspergillus属又はPenicillium属のカビが産生するマイコトキシンである。穀物やその派生製品が消費者の主な暴露源となっているが、それ以外にもコーヒー、香辛料、ドライフルーツなど幅広い食品から検出される。ブドウジュースやワインについても、特に地中海に近い地域で、産生を促す気候条件が発生したときに収穫されたブドウから作られる場合に汚染される可能性がある。穀物、その派生製品及び乾しブドウにおけるOTAの最大残留値を定める規則が修正され、新たに焙煎コーヒー、インスタントコーヒー、ブドウジュース及びワインにも規制が設けられることになった。2005年に収穫されたブドウから作られるブドウジュース及びワイン(甘味ワイン等を除く)の最大残留値は2μg/kgとなる。本調査の目的は、国内で流通している製品の汚染度を当該規制値に照らし合わせることと、業者に対し将来の規制値について注意を喚起することにある。 【結果】 ワイン、ブドウジュース及びブドウジュースを主成分とした飲物の計85サンプルが分析された。 ①ブドウジュース・ブドウジュースを主成分とした飲物:29サンプル(ブドウジュース27サンプル・ブドウジュースを主成分とした飲物2サンプル)が、生産、包装及び流通の段階で採取された。全て2μg/Lを下回っており、最高でも0.4μg/Lであった。 ②ワイン:採取した56サンプル(テーブルワイン・地酒・AOCワイン)のうち2サンプルが2μg/Lを上回っていた(2.4μg/L・6.2μg/L)。 調査の結果、汚染度は低いことが判明した。しかしながら、OTAは収穫前のブドウに生成し、汚染レベルは気候条件によって年毎に異なることから、最もリスクが高い地域で生産されるワインやブドウジュースのOTA汚染サーベイランスを定期的に行う必要がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス経済財政産業省(MINEFI) |
情報源(報道) | 仏経済財政産業省 |
URL | http://www.minefi.gouv.fr/DGCCRF/04_dossiers/consommation/controles_alimentaires/ac(tions/ochratoxine0705.htm?ru=04 |