食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01000130343
タイトル フランス、Stourbridge血清型Salmonella entericaによるサルモネラ集団感染
資料日付 2005年7月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランスのサルモネラ国立リファレンスセンターは2005年4月及び5月以降、通常よりも多くのStourbridge血清型Salmonella entericaによるサルモネラ症例を特定した。最近5年間は年平均で10人であるのに対し、4月、5月の2ヶ月間で15人が特定された。
 同時期にスウェーデン及びスイスでも同じ血清型のサルモネラが多く発生した。この2ヵ国で調査した結果、ピレネー山脈で生産された山羊の生乳チーズ「Petit fiance des Pyrenees」及び「Cabri ariegeois」が原因とされた。
 国内の疫学調査では7月13日までに感染者18人(男性6人・女性12人、1歳から79歳まで、13県に在住)が特定され、うち16人から事情を聴くことができた。彼らは4月18日から6月22日の間に症状を示した。全員が下痢、12人が腹痛、10人が発熱を示し、2人が入院した。1人がサルモネラとは無関係に死亡、それ以外の人については経過は良好であった。食品調査から、患者全員に共通する原因又は食品は今のところ発見されていない。結論としては、今年4月以降のStourbridge血清型Salmonella entericaによるサルモネラ症例は大きく2段階に分類される。第1は北部で集中的に発生した症例で、調査から共通の原因を見つけることができず、また当該チーズの摂取は確認されなかった。第2は南部に在住する、又は在住していた患者4人で、1人が当該チーズを食べたことが分かっており、もう1人については高い確率で食べていたという。
 スウェーデン衛生当局は7月6日、本件についてRASFF(食品と飼料に関する早期警戒システム)を通じて他の国々に通知した。国内では当該チーズメーカーの調査が実施され、山羊のチーズ「Petit fiance des Pyrenees」及び「Cabri ariegeois」の全ロット並びに山羊のトムチーズの回収が現在進められている。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/display/?doc=presse/2005/le_point_sur/salmonella_stourbridge_130705/index.html