食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu00990240295 |
タイトル | FAO、「国際会議で鳥インフルエンザ撲滅に向けた対策を作成」と題する7月6日付けプレスリリース |
資料日付 | 2005年7月6日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | FAOは、「国際会議で鳥インフルエンザ撲滅に向けた対策を作成」と題する7月6日付けプレスリリースを公表した。このプレスリリースの概要は以下のとおり。 マレーシアのクアラルンプールで開催された会議に出席したアジア各国、FAO、OIE及びWHOの専門家は、H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスが家きん類からヒトへと拡散するというリスクを低減することを目的とするマルチポイント計画(multi-point plan)を明らかにした。 この計画は、感染諸国の緊急措置のベースとなるもので、国際社会が援助金を必要性の最も高い地域に向けることができるように作られている。 この会議では、アジアの鳥インフルエンザ状況が非常に重大な局面にあるとしながらも世界流行を回避できる機会はまだ存在するとした。 出席者は、小規模で庭先で飼育するような飼育場をまず優先的に取り扱うべきであるという結論に達し、小規模飼育に対する4つの勧告、 ① 農家の啓発 ② 異なる種を分離飼育 ③ 農家へのインフルエンザ申告時の報奨と処分時の補償 ④高リスク地域でのワクチン接種 を示した。 Joseph Domenech FAO主席獣医官は、「ヒトに対して危険である数々の飼育法を緊急に変更もしくは止めさせることがきわめて重要である。危険な飼育法には、鶏、アヒル及び豚を互いに非常に近接した状態で、しかも動物とヒトとの間になんら隔てもなく飼育する方法がある。 懸念されるもう一つの場所は、生鮮品市場(wet market)で、そこでは往々にして諸動物を非衛生的な状態の下でと殺している。こういった行為がヒトに高いリスクをあたえている」と語った。これらの行為は種間での鳥インフルエンザウイルスの伝播の危険性を増し、ヒトの健康にとって脅威となりうる新しいウイルスの出現と遺伝子物質の交換というリスクにつながる。 尾身茂 WHO西太平洋地域事務所所長はこの対策を歓迎した上で、これがH5N1ウイルスを撲滅する機会を世界に与えることになろうと述べた。 OIEのDewan Sibartieは、「使用ワクチンがOIE基準に従い、ワクチン接種がOIE と獣医局の監督の下で実施されるのならば、ワクチン接種の容認を歓迎する」と語った。 会議では、勧告を行った諸措置の実施は、殆どの感染諸国の経済的手立ての範囲を超えるもので、国際社会の資金援助を求めるとの合意をみた。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
情報源(報道) | FAO |
URL | http://www.fao.org/newsroom/en/news/2005/104565/index.html |