食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu00990190149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、天然及び養殖魚の安全性評価に関する科学パネルの意見書 |
資料日付 | 2005年7月6日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、天然及び養殖魚消費による健康リスクに関して意見書を発表した。 意見書には、安全性と栄養価の点で、天然と養殖魚の間に一貫した相違があるわけではないことが示されている。特に、n-3系多価不飽和脂肪酸の豊富な脂肪性の魚の消費は心臓血管に良い影響を与え、また胎児の発育にも効果的である。 脂肪性の魚を1週間に1食もしくは2食摂取することが推奨されているが、メチル水銀やダイオキシンなどの重要汚染物質に対する感受性は、人間では発生初期に最大になるため、特に胎児・妊娠中の女性・妊娠適齢期の女性など感受性の高い集団において、魚の栄養価と汚染物質による潜在的リスクは十分な検討が必要である。 入手データから汚染が顕著に示されたバルト海産の魚は例外として、魚を消費することが、ダイオキシンやPCB摂取につながるわけではなく、魚の消費による汚染物質の問題は、他の食品中の汚染源を考慮したうえで、全体的に考察しなければならない。メチル水銀に関しては、女性が週に2食分の魚を消費したとしても、食物連鎖のトップにいる魚を避けさえすれば、許容摂取レベルを超える可能性はない。最後に、科学パネルは、食品消費によるリスク・ベネフィットの計量評価手法の開発を推奨している。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | EFSA |
URL | http://www.efsa.eu.int/science/contam/contam_opinions/1007/contam_opinion_ej236_swaf_v2_en1.pdf |